海角七号 vol-1

僕は20回以上観ました、海角七号

台湾で8月22日から全台湾で上映され、記録的な大ヒット中の日台の恋を描いた映画「海角七号(Cape No.7)」のロケ地である台湾最南端の屏東県にある海辺の町、恒春(こうしゅん、中国語読み:ヘンチュン)鎮がちょっとした観光スポットになっています。


日本と台湾が関係した映画ですし、背景に歴史を感じることもでき、台湾が大好きなロングステイ派にとってもぜひ見たみたい映画といえそうです。

「海角七号」は、2008年9月5日~7日に開催された「第4回アジア海洋映画祭イン幕張」にて、見事、長編コンペのグランプリを受賞しています。

「海角七号」は、誰しもが心の奥に出せずに大切にしまっているラブレターがある・・・60年越しの7通のラブレターと音楽という夢を追い続ける一人 のミュージシャン・・・日本と台湾の時と海を越えたいくつもの純愛・・・

これらが絶妙に絡み合った作品になっています。

監督は魏徳聖(サミュエル・ウェイ)で、キャス トは中孝介、蔭山征彦、トニータナカ氏の長女の田中千絵、台湾人歌手の范逸臣(ファン・イーチェン又はヴァン)などです。

海角七号のあらすじ

それでは、ストーリーの内容を少しご紹介していきましょう。

60余年前の第二次世界大戦終結後、日本統治時代が終わった台湾では在台日本人は日本への引き揚げを始めました。1人の日本人男性教師が身支度をし台湾から引き上げる船に乗ります。台湾を離れるのと同時に、それは台湾人の恋人である”友子”の元をも離れることを意味していました。

面と向かって友子に対する気持ちを伝えられなかった彼は、思慕と恋い慕う気持ちを文字に一枚一枚便箋にしたためます。

それから60余年後。台湾の街並みはすっかり変わり、街のいたるところで誰もが生活のために奮闘しています。そんな中、それぞれ違う世界で生き、平凡だが、音楽に対する情熱や夢だけはしっかりと抱いている人たちがいました。その人たちが、この映画の中心的な登場人物となっていきます。

バンドのボーカルとして台北でミュージシャンになるという夢に破れ、今は故郷で郵便配達の仕事を始めている失意の”阿嘉(アカ)”。

月琴しか弾けない老いた郵便配達の”茂じい”。

車の修理工場で働く”水蛙”。

小学6年生で元聖歌隊のピアノ伴奏者である生意気な”大大”。

小米酒(アワの酒)のセールスをやっている”馬拉桑”。

そして交通警察の”労馬”。

それぞれ、何の繋がりもないバックグラウンドを持つ人々が、地元の浜辺のバケーション・センターで開催される日本人歌手「中孝介」のコンサートの前座を務める事となり、6人によるバンドが結成される事になったのです。

コンサートはなんと3日後。このイベントの取りまとめ役として任せられたのが、台湾滞在中の日本人モデルである「友子」。急なスケジュール、且つ、地方の寂れた田舎街でのイベントなどの環境が、彼女をイライラとした気分にさせます。

仕事に夢も希望も待てず、毎日ふくれっ面の友子に、バンド経験者の「阿嘉」は不愉快な想いを抱くこととなり、この即席バンドは練習を始める前からすでに気持ちがバラバラな状態に陥っていました。

海角七号 vol-2 へつづく→)


 

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~PROFILE~

MOTOです。
2003年に初訪台し約1年の滞在で強烈な台湾ファンに!

その後も何度も訪台し、2008年には台湾のNPO法人さんとお仕事した際に超大まかながら台湾一周を実現。2013年、好きが高じて台湾に移住。

外食ビジネスを営む家で育つ。そんな流れで台北では食べ歩きばっかり(笑)

ワークアウト&エクササイズ好きが高じて日本ダイエット健康協会認定ダイエットインストラクター資格を取得。でも大のお酒好き&深刻なチョコレート依存症(笑)

マガジンハウス社の雑誌「anan」に掲載されました。

ananpic


→さらに詳しいプロフィール

~登場人物~

アイリン。
日本生まれの日台ハーフ。小学校から高校まで台北、大学4年間は日本、現在は台北在住。
2015年3月より「MOTOとアイリンのエンディングトーク」に出演。(記事の最初の部分にも結構出てます)
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