「海角七号(Cape No.7)」の大ヒットにより、映画のロケ地となった台湾最南端の屏東県にある海辺の町、恒春(こうしゅん、中国語読み:ヘンチュン)鎮が注目を集めているようです。ロングステイ中にもう訪れた、という方もおられるかもしれません。
この辺りはもともと一大観光・アミューズメントのエリア。海あり国家公園ありと、とても遊ぶのに適したエリアなんです。そこへ、映画のヒットが加わり、さらに注目を集める結果になっているんですね。
実際に撮影ロケ地になった場所を訪れるのって、ちょっとミーハーな感じですが、映画では日本と台湾の歴史を垣間見れる内容もあり、歴史的な観点を加え、映画をダブらせつつ恒春鎮を訪れるのであれば、また違った印象を持つことにもなるかもしれませんよ。
ロングステイ中に時間があれば、ぜひ足を運んでみてくださいね。
恒春鎮の基本情報を知る
■恒春鎮の人口
31,183人で、村里の数は17。 土地面積は、136.7630平方キロメートル。
■恒春鎮の位置
北緯21度45分25秒、東経120度9分、東は太平洋を臨み、西は台湾海峡、南はバシー海峡(Bashi Channel)を隔ててフィリピンと対面している。行政区域は、東は大崎分水嶺と満州郷を境にし、北は車城郷を境に、西と南は台湾海峡とバシー海峡を境とする。
■恒春鎮気温と気候
恒春鎮は台湾東南部熱帯雨林気候に属しています。年平均気温は摂氏24.6度、1月の平均気温は20.6度、そして7月の平均気温は28.1度と、年間を通して大きな気温の変化はなく夏季は特に長くなっています。
降雨量は約2,200mm、6~10月に集中し、年間降雨量の84%を占めています。11月から翌年の5月までが乾季で、平均相対湿度は73~87%の水準です。平均日照率は55%とのことです。
9月から翌年の3月まで東北季節風が吹き、年間平均風速は4.1m/sになります。風向きが東北季節風と一致するため風力は強大であり、風速が10~17m/sに達することも多く、俗称「落山風」と呼ばれています。4~9月は西南季節風が吹きます。
この地域の特殊な気候は、農作物と観光業に大きな被害を及ぼしてしまっいるみたいです。東北季節風の頻度は毎年約2,600回で、その次が東北東風で風向頻度は毎年約1,000回以上である。7~9月は台風期でもあるようです。
■恒春鎮の風景区
墾丁国家公園(Kenting National Park、墾丁の中国語読み:ケンディン)、恒春熱帯植物園、南湾、墾丁牧場、関山、猫鼻頭、船帆石、港仔大沙漠、小湾海水浴 場、龍坑生態保護区、風吹沙、恒春生態レジャー農場、白砂湾、鵝鑾鼻(がらんび、Eluanbi Park)灯台公園、砂島
■恒春鎮の特産品
ココナッツ、玉葱、瓊麻(サイザル麻)で、玉葱とサイザル麻は、スイカ(又は港口茶)と併せて「恒春三宝」と呼ばれています。