台湾で手に入る26種類のビール飲み比べ体験談 ピルスナー、ヴァイスビア、フルーツビール!

26種類飲み倒してみての総括

これまで台湾でビール飲むって時は、金牌とかクラッシックを普通に飲んでたんですが、今回、日本のビールや日本ブランドの台湾向け銘柄などとじっくり飲み比べてみた結果・・・、最もお気に入りは「台湾ビール生18Days」に!!

ただ、全体としては「日本のビールはやっぱり旨い!」って思う結果になってしまいました。

基本、台湾ビール や中国の青島ビールって、

  • 最初に飲んだ時に感じる風味が弱く
  • ボディの味わいも日本のビールとは異なる方向性
  • 酸味などが残ってキレがイマイチで
  • 飲み干した後の抜けていく風味もあまり感じない

という印象なんですよね。

勿論、僕自身、ビールテイスティングの専門家でも何でもなく、僕個人の勝手な感じ方なんで、人それぞれの楽しみ方、感じ方があっていいはず。

まあ一つの参考データ的に見ていただき、実際に台湾でいろいろ試してみていただければと思います。

 
「台湾ビール生」


生ビールなので酵母の風味がいい感じで抜けていきます。テイスト的には台湾ビールのクラッシックより金牌っぽいかな・・・と。

台北ビール工場の「346倉庫」などで飲めます。


台湾ビール生18Days」
5% 瓶600ml
頂好、カルフール、松青、ファミマで購入可・・・と公式サイトに記載されているけど置いてない場合も結構ある。頂好は確実!
大麦芽、蓮来米、ホップ

賞味期限がたったの18日間という新鮮さにこだわったビール!

個人的に最もお気に入り!!

台湾ビールって全体的にイマイチ・・・っていうのが僕の率直な印象なんですが、この「18DAYS」は、飲み干した後に新鮮なビールを感じさせる風味が強烈に抜けていく・・・というかなり特徴のあるテイストです!

飲み比べなんてしたばっかりに日本のビールのバランスの良さが炙り出される結果になってしまい、ついつい日本のビールばかり飲むようになってきてしまってますが、

この「18DAYS」だけは完全に別物っていう印象。

日本のビール、例えば「一番搾りの日本国内生産品」と「18DAYS」、どちらかおごってあげるーって言われたら、今の僕なら迷わず「18DAYSでお願いしますー!」って答えます。それくらいお気に入り。

勿論、人によって好き嫌いはあるとは思うけど気に入るととことん好きになっちゃうテイストなんじゃないかな・・・と思います。

参考までに、スーパーの頂好だと、結構どの支店でも置いてある感じ。

あと、台北だと製造当日のものが飲めたりするのもうれしい!!

同じ「生」でも、台湾中南部は「台湾ビール金牌生18Days」があるらしく、南部へ旅行する際には、北部の18Daysを持って行って飲み比べてみたいと思ってます。


「台湾ビール ヴァイスビア 」
5% 瓶600ml 缶330ml
特に瓶の場合、冷えたものは頂好がオススメ 缶はコンビニでも購入可
小麦芽、大麦芽、ホップ


●北部台湾パッケージ↓ 約90元

●中南部パッケージ↓ 約60元

フルーツの乳酸菌飲料っぽい香り。飲み干して抜けていく感じもフルーティな感覚。

台湾のビールって、一般に流通してるのはピルスナータイプがほとんど。そんな中、TTL社が投入してきたのがヴァイスビアと呼ばれている小麦を使ったビール。白ビールとも言われてる上面発酵ビールです。

ヨーロッパのブランドのヴァイスビアをそこまで飲み尽くしたわけじゃないので何とも言えないけど、台湾ビールのヴァイスビア自体は結構楽しく飲めました。

最後に少し酸味が残るかな・・・みたいな感じはあり。

最初は何とも思わなかったんですが、時々飲むようになるとなぜか妙に気になるようになって、最終的には最もお気に入りのビールの1つになってしまいました。

台湾セブンで売ってるフランスの白ビールと比べても、この台湾TTLのものは充分おいしいーって思えるレベルだと思います。

あまり冷やしすぎないで飲むのがいいかな・・と思います。冷やし過ぎると抜けていく風味をあまり感じられないので、このビールのおいしさを理解しづらい感じになります。


「台湾ビール 金牌」
5% 瓶600ml 缶500ml 缶330ml
コンビニなど台湾の至るところで購入可
大麦芽、蓮来米、ホップ

台湾ではよく飲まれてるビールでの1つです。

少し苦みを感じます。

ボティはビールらしいテイストってより、日本のビールとは方向性の異なった味。台湾ではこういう味が多いです。

後味に酸味が残ってキレもあまりいいとは言えない感じ。

飲み干した後に抜けていくようなテイストも特にないので、日本のビールを飲みなれてると物足りなさを感じるかも。

でも料理食べながらだと、何気にしっくりきたりするんで不思議。


「台湾ビール クラッシック」
4.5% 瓶600ml 缶500ml 缶330ml
コンビニなど台湾の至るところで購入可
大麦芽、蓮来米、ホップ

これも台湾ではよく飲まれてるビールでの1つ。

金牌よりスッキリな感覚。ビールっぽいコクはあんまないけど、まとまりって意味では金牌よりクラッシックの方が個人的には好みだなーって思う時も。

若干強めに冷やして・・・みたいな飲み方がちょうどいいのかな~なんて感じます。

ぬるくなってくると、若干嫌な匂いがしてくる感じなんで、冷えてるうちにキューっと行っとくのが正解です。


「青島ビール」
4.5% 瓶600ml 缶475ml 缶330ml
缶はコンビニ等で入手可 瓶は頂好、大潤発などのみ
水、大麦芽、白米、ホップ


台湾生産の中国ブランドビール。

ビールらしさ薄く、後味に酸味が少し残る感じ。

ただ、意外と変なテイストがなく比較的スッキリ飲めたりします。そういう意味では台湾ビール金牌とかより飲みやすいって感じる人もいるかもです。

でも台湾ブランドのビールではないし、先にテイストすべきビールがあるんで後回しでも全然いいかなーと。


「青島ビール冰醇」
4.5% 缶475ml
ほとんど見かけませんが、夏期に大潤発などで購入可
水、大麦芽、白米、ホップ


台湾生産の中国ブランドビール。夏になると見かけるビール。

ビールらしさがほぼ感じられず、良く言えばキレがいい・・・。でも、キレっていうか、単にノッペリした印象のビールかな・・・と。

毎年夏になると青島の普通のビールと抱き合わせのセットで安く販売してプロモーションしてるけど、これは根付かないんじゃないかなーって思う感じ。


「青島ビール 純生Draft」
5% 缶330ml 熱炒などでは瓶もアリ 
ほとんど見かけませんが、大潤発や頂好で購入可
水、麦芽、大米、ホップ


台湾生産の中国ブランドビール。

あさっての方向の味・・・みたいな感覚(笑)青島さん、すんません・・。

どうしてこういうテイストにまとめたのか理解するのが難しい感じ。

料理食べながらだったら何とか飲めるけど・・・。勿論、人それぞれなんで、他にもいろいろ感じ方はあるとは思います。

そもそもあんまり流通してない感じのビールです。


「台湾龍泉ビール」
4.5% 瓶600ml 缶475ml 缶330ml 
大潤発や頂好で購入可 コンビニでは見かけない
水、麦芽、大米、ホップ


中国ブランド「青島ビール」の台湾現地法人から出てる台湾向けのビール。

飲んだ時の風味とか飲み干した後の抜けていく風味も特になく、台湾のビールらしい方向性の味わい。

コンビニとでも置いてあるところは少なく、購入する場合は頂好や大潤発などになります。


「台湾龍泉ビール 生」
4.5% 缶330ml
大潤発や頂好で購入可 コンビニでは見かけない
水、麦芽、白米、ホップ


青島の純生ドラフトと似たような感じだけど、こっちの方が若干飲めるかなーっていう印象。

ビールらしいテイストは薄くって、後味的に酸味が残ります。

説明するのムズイけど、何をもって「生」って言ってるかよくわからないんですよね。

青島ビール系の「生」って言われてるビールって、ちょっと嫌な匂いが気になったりします。

サッポロの台湾での総代理店が作ってる「北海道ゴールド」もそんな方向のテイストだったり。

後から冷やし中華つまみながら飲んだんで、だんだん酸味は気にならなくなりました(笑)料理食べながらだとそこそこ飲めます。

でもこの後に日本のビール飲むと・・・日本のビールのバランスの良さが際立って理解できたりします。


「キリンBarBeer」 キリンの台湾向け銘柄
4.5% 瓶600ml 小瓶330ml 缶500ml 缶330ml
コンビニで購入可! Hi Lifeなら小瓶も見かけます
麦芽、穀類、ホップ


中国のキリンの工場で生産。台湾向けの銘柄で、台湾国内ではコンビニやスーパーなどで良く見かけるお馴染みのビール。

このBarBeerを飲み放題にしてるお店も見かけます。

一番搾りと比べるとビールらしいコクは弱めだけど、バランスのいいボディのテイストでキレもいい!さらに飲み干した後に若干のフルーティな感じもしっかり抜けていきます。

日本以外の生産品の中では、BarBeerが最も日本のビールに近い感じで、僕的には普通に美味しいーって感じてます。

台北在住なので、値段もお手頃で日本のビールらしさのある「BarBeer」を普段飲みしてます。

日本から持ち込んだ「キリン淡麗生」と飲み比べてみましたが、断然「キリンBarBeer」の方がビールらしさが強く美味しと感じました。結構その差は歴然・・・という感じでしたよー。


「アサヒ乾杯」 アサヒの主に台湾向け銘柄
4.5% 缶475ml 缶330ml
コンビニで購入可


北京アサヒの製品。

台湾では比較的身近なビールです。セブンやファミマなどのコンビニで普通に売ってます。

アサヒだけど、日本のビールっぽいテイストではなく、台湾ビールとか青島ビールに近いですね。

アサヒの公式サイトによると、「台湾人が好む、飲みやすさ・スッキリ感が特長」とのことですが、そう言う意味では確かに台湾のビールに近い味わい。

ただ、後味に酸味のような甘みのような・・・みたいな感じが残るので、果たしてこれがスッキリと言えるのかは微妙だなーって思います。

ぬるくなってくると、アサヒスーパードライがうまく冷えてない時のように、アルコールのテイストを強く感じたりします。そういう意味ではスーパードライのノウハウを一部、「乾杯」に投入してるのかもですね・・・勿論完全な推測ですけど。

日本のブランドの台湾向け銘柄なら、やっぱキリンのBAR BEERが個人的には断然好きです。


「サントリー TheBeer」 台湾セブン限定
5% 缶330ml 缶475ml
麦芽、米、ホップ


中国のサントリー昆山にて生産。

もしかしたら炭酸が強めー??・・・って思う感じ。

ボディ自体はクセが少ない印象なんだけど、後味に妙なテイストを感じるような・・・。


「サッポロ北海道ゴールド」
サッポロ台湾総代理店によるライセンス生産品
5% 缶330ml
ほとんど見かけません 頂好などでたまに置いてます
麦芽、ホップ


台湾国内生産。サッポロの台湾総代理店によるライセンス生産品。
んー、このビールは日本人的には、かなりクセのあるビールって思いました。


「キリン一番搾り 日本国内生産品」
5% 缶500ml 缶350ml
コンビニで購入可

台湾のビールと飲み比べると、ビールらしいコクを楽しめて後味はスッキリ。飲み干した後にフルーティな感じが抜けていくのが心地いいし、麦汁100%からくる苦みも心地いい・・・と感じます。

台湾でいろいろ飲み比べてると、一番搾りの旨さが浮き彫りになる感じでやめられなくなります(笑)

日本国内生産品をわざわざ運んできて台湾で販売してるのに、日本で買うより安い・・・!

大潤発とかで350ml6パックを買うとかなり安いです。

1本換算で通常33元、セールの時は30元って時がありました。×3.5で計算すると、なんと1本105円~115円程度になります!

なので、台湾で日本のビールをガンガン行っとく・・・ってのも思いっきりアリだと思います。


「アサヒスーパードライ 日本国内生産品」
コンビニで購入可
5% 缶500ml 缶350ml

スーパードライも日本国内生産のものがコンビニで売ってます。

台湾に来て台湾のビールを飲んでると、日本のビールのバランスの良さやコクの美味しさに気づきます。特に一番搾りなんか飲むと。

スーパードライってコクとか全然ないけど、やっぱキレっていうか、雑味がなくってバランスが良いなーって実感します。

台湾のビールと飲み比べるとその辺が逆によくわかったりします。

これも日本国内生産品なのに日本で買うより安いんで、そういう意味ではお買い得です。


 

フルーツビール

 
ここからは台湾のフルーツビールです。

台湾ビール(TTL)と、青島ビールの台湾現地法人の2社から、いろんなテイストのフルーツビールが販売されています。

僕的にはフルーツビールより、いわゆる普通のビールが断然好みですが、今回しっかりと飲んでみたらフルーツビールも何気に美味しいですねー。

台湾に遊びに来たら体験しておく価値のある品質だと思いました!

 
「台湾ビール マンゴー」
2.8% 果汁5% 瓶600ml 缶330ml
コンビニで購入可 頂好、大潤発、カルフールなども


マンゴーのリッチな風味を結構エンジョイできる仕上がり!

でありながら甘ったるくなくスッキリな味わいなんで飲みやすいです。

ビールは大好きだけどフルーツビールはそこまで・・・という場合でも、意外とスッキリ行けちゃいます。


「台湾ビール パイナップル」
2.8% 果汁5% 瓶600ml 缶330ml
コンビニで購入可 頂好、大潤発、カルフールなども


香りも味わいもさわやか!

思ったより甘ったるくないので比較的スッキリ飲めますねー。

作った味ーみたいな薄っぺらい感じは一切なく、しっかり味だけどスッキリ・・・そんな印象。


「台湾ビール ぶどう」
2.8% 果汁5% 瓶600ml 缶330ml
コンビニで購入可 頂好、大潤発、カルフールなども

ファンタグレープ(笑)!! まさにそんな印象。

甘くておいしいけど、それでいてスッキリ感もある・・・みたいな感じ。

マンゴー、パインと比べて、最も甘さが深いとこまで味付けしてあるっぽくって、まさにファンタグレープ状態。

もはやビールでは完全にない・・・という感じで、ほぼアルコールな印象はないです。


「台湾ビール オレンジ」
2.8% 果汁5% 缶330ml
コンビニで購入可 頂好、大潤発、カルフールなども


香りはファンタオレンジーーーな感じ。

で、味もほぼファンタオレンジー! ファンタオレンジ70%、ビール30%みたいな感じです。

苦みとかも一切感じないし、もはやビールではないですね。ほぼジュースです。


「台湾ビール 梅」
3.8% 果汁10% 缶330ml
コンビニで購入可 頂好、大潤発、カルフールなども


梅酒みたいな味で、塩分感じます。

ビールって言うより梅酒サワーっぽい。


「台湾ビール 苺」
3.5% 果汁9% 小瓶330ml
めったに売ってません


上質な無農薬苺のみを使用!

あんまり売ってません。そごうの地下のスーパーに置いてあったりします。

キンキンに冷やしたりすると苺の風味やテイストが感じられないので、冷やしすぎない方がベター。


「台湾龍泉ビール 水蜜桃」
2.5% 果汁5% 缶330ml
コンビニで購入可 頂好、大潤発、カルフールなども


超いい香り! ピーチのグミみたいな感じ。

飲んでみて確かに美味しいけど、味の深みを感じないって言うか、表面的な印象。


「台湾龍泉ビール りんご」
2.5% 果汁5% 缶330ml
頂好、大潤発、カルフールなど


これも香りが超いい感じ!

りんごをすりおろしてジュースにしたような風味。

ただ、テイスト的には薄めですね。もうちょっと味的に強めでもいいかなーなんて勝手に思いました。


「台湾龍泉ビール バナナ」
2.5% 果汁5% 缶330ml
頂好、大潤発、カルフールなど


香りがまさにバナナ!これ一体どんな味なのーって期待する反面、若干の不安もあったんですが・・・。

飲んでみると、なるほどこういう味かーという印象。意外にもビールとバナナをうまくまとめてるとは思います。

勿論、ビール飲んでる感じはしません。

ただし、ビールとバナナ、根本的な相性は決して良いとは思わないです(笑)

他のフルーツビールとは違い、バナナはグビグビ飲める感じはしないです。


「台湾龍泉ビール レモン」
2.5% 果汁5% 缶330ml
コンビニで置いてるお店もあり 頂好、大潤発、カルフールなども


さわやかなレモンの味!

レモンスカッシュみたいな味が心地いいです。

同時に、台湾で人気のレモン緑茶の味わいのような深いレモンの味わいも感じられたりして、結構おいしく飲めます。

勿論、ビール的なテイストは一切ない感じ(笑)


 

飲み比べた超個人的な印象をベースに勝手にオススメ

■台湾ブランド・台湾製造のビールで超お気に入り
・台湾ビール生18DAYS

■台湾向け銘柄@日本ブランド
・キリンBarBeer

■日本より安く日本国内生産ビールが飲める
・キリン一番搾り
・アサヒスーパードライ

■台湾ならではなビールは
・マンゴーなどフルーツビール全般オススメ

 

以上、台湾のビールをいろいろ飲み比べてみた超個人的な感想などでした。

台湾でいろいろと飲み比べしたりして楽しんでくださいねー!

 

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~PROFILE~

MOTOです。
2003年に初訪台し約1年の滞在で強烈な台湾ファンに!

その後も何度も訪台し、2008年には台湾のNPO法人さんとお仕事した際に超大まかながら台湾一周を実現。2013年、好きが高じて台湾に移住。

外食ビジネスを営む家で育つ。そんな流れで台北では食べ歩きばっかり(笑)

ワークアウト&エクササイズ好きが高じて日本ダイエット健康協会認定ダイエットインストラクター資格を取得。でも大のお酒好き&深刻なチョコレート依存症(笑)

マガジンハウス社の雑誌「anan」に掲載されました。

ananpic


→さらに詳しいプロフィール

~登場人物~

アイリン。
日本生まれの日台ハーフ。小学校から高校まで台北、大学4年間は日本、現在は台北在住。
2015年3月より「MOTOとアイリンのエンディングトーク」に出演。(記事の最初の部分にも結構出てます)
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